にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」もう一つの物語【書評・レビュー】

こんにちは、桜です。

今更レビューシリーズですが、2006年10月発売の にしのあきひろ著の

えんとつ町のプペル

の感想を書いてみたいと思います。

そもそも1年半も前に発売されたものを今更??とか
絵本をレビュー? という違和感もあるでしょうが、

  • 書店でのプペルの扱いについて
  • 無料公開ページがあるにも関わらず33万部も売り上げたストーリー

と、また物語とは違った感想を持ったので、書いてみようと思いました。

書店でのプペルの扱いについて

異例の33万部売上げを突破し、Amazonランキングでも第一位を記録している
絵本です。

きっと、絵本売り場に平積みになっているに違いないと思い、
ぐるぐる何周も回ったんですが全く置いていないのです。

そこそそ大きな本屋だったので、いくらネットの力で売り上げたとはいえ、
リアルな書店に置いていないのもおかしいだろうと思い、仕方がないので
検索することに。

するとなんと、置いてあるのは児童書コーナーではなく、芸術コーナー!

児童書部門で1位をとり、子供に読み聞かせる絵本であるにも関わらず、
なぜに、児童コーナーには1冊も置かず、明らかにターゲットが違うであろう
芸術コーナーに置いているのかと愕然としました。

下手したら、あきらめて帰る人もいそうです。

でも、それは実際手にとって、更に中を見ることで
納得する部分もありました。

まず、この重厚感です。

普通の絵本と比べると、明らかに高級感があります。
ちょっと光ってますが、金色で留められてます。

更に、本の中身ですが、
見開き右側に絵が、左側に物語(文字)があり、
完全に分かれています。普通の絵本は絵の上側、もしくは下側の
背景にあまり絵がない部分に文字を書いて見開きいっぱいに絵がありますが
これに関しては、絵は文字を、文字は絵を邪魔することはしていません。

更に、物語の文字の下には、英語訳が記載されていました。

確かに、絵には相当力を入れていると聞いてましたし、世界での販売も視野に入れている
ということなので、英語訳があって当然だと思いますが、
一言でいうと、とってもおしゃれで綺麗な絵本でした。

でも本をどこのコーナーに置くのかは、製作者側で決めたりはしないのでしょうか?

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確かにこの絵本を、バックグラウンドもあまり知らない書店の店員が見ると、
芸術コーナーに置きたくなるのはよく分かるのですが、
多くの人に読んで欲しい、という西野さんの思いからすると、やはり児童書コーナーにも
置いて欲しいですよね。

とはいえ、文字が少し小さいというのもあり、
子供が一人で見るという絵本ではなく、お母さんに読み聞かせてもらう本だなぁとは
思いました。

無料公開ページがあるにも関わらず
33万部も売り上げたストーリー

えんとつ町のプペルはその世界観と絵の繊細さに驚かされます。

それもそのはずで、プペルの制作は完全分業制でスタッフは35名。
全て外注ということなので、統一した世界観を持つために一番初めにしたことは

えんとつ町の地図を作ること

でした。その後、写真を切ったり貼ったりした
コラージュを作り、それをベースにイラストレーターが絵を書く。

空を書く人
色塗りする人
キャラクターデザインする人

それぞれ分業して一つの世界観を作っていくのでそれはそれは大変な作業だったようです。

そういうバックグラウンドも公開し、更に制作途中でクラウドファンディングを募り、
購入者の立場の人を、製作者側に導いたり。

大勢の人がかかわった一つの作品として世に出てきた絵本なんです。

よく、良さが分かりにくい絵画に対して、
制作過程の状況をビデオで放映したり、自分の思いを公開したりして、
その絵にストーリーを持たせることで価値をあげるというのを聞いたことがあります。

プペルはそういう物に近いのかもしれません。

とはいえ、絵本としてのクオリティが高くないといくら、そういう手法を使ったとしても
売れるわけではないのでそこはやはり、内容には相当な自信があったのだと思います。

その、繊細で独特の世界観を広く知ってもらうために

えんとつ町のプペル展

を全国で開催されてます。2018年も予定されているそうです。
詳しい内容が出ましたらまたここでご紹介したいと思います。

更に、来年(2019年)には、映画「えんとつ町のプペル」を予定されているようです。

絵本にはない、隠された秘密を映画では解き明かしていくらしく、
今からとても楽しみです。

とにもかくにも、まずはプペルの物語を知りましょう。

えんとつ町のプペル 無料公開ページはこちら

きっと色々思うことが出てくるでしょう。その思いをもって映画を見ると
更に深く、更に楽しめると思います。

プペルの作成内容とクラウドファンディングンに関しては、
こちらのページでもご紹介しています。

関連ページ:
西野亮廣「革命のファンファーレ」これからは信用を稼ぐ時代【書評・レビュー】

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